いろんなことに手を出すたび、すべて中途半端で終わってしまう
専門家になれず、天職がわからない
そんなあなたは、多趣味で器用貧乏であるという特徴を、短所と思われているのでしょうか。
器用貧乏は、見方を変えると強みであり長所になります。
また、器用貧乏な人は、言い換えるとマルチポテンシャライトともいえます。
器用貧乏とは
器用貧乏とは、
器用であるために、あちこちに手を出し、どれも中途半端となって大成しないこと。
また、器用なために他人から便利がられてこき使われ、自分ではいっこうに大成しないこと
と言われています。
器用貧乏な人は、いろんなことがある程度はこなせるけれども、一流にはなれず中途半端で終わってしまいます。
マルチポテンシャライトとは
マルチポテンシャライトとは、
様々なことに興味を持ち、多くのことをクリエイティブに探求する人のことをいいます。
複数の潜在能力を持つ人のことです。
やりたいことや興味のあるものが多かったり、
人より物事に関して「なんで?」と思うことが多い人は
マルチポテンシャライトといえます。
器用貧乏な人は、マルチポテンシャライトな性格の持ち主であり、素敵な長所です。
詳しく見ていきましょう。
器用貧乏でありマルチポテンシャライトな人の特徴
器用貧乏であり、マルチポテンシャライトな人の特徴としては、下記があります。
①飽き性
物事が続かず、すぐに飽きてしまう特徴があります。
しかし、飽き性は裏を返すと次に紹介する好奇心旺盛な一面を持っているといえます。
②好奇心旺盛
器用貧乏な人は好奇心が強く、ジャンルを問わず色々なことに興味を持ちます。
一度気になったことは自分が納得するまで調べたいので、長時間没頭することもよくあります。
興味を持ったことは調べて吸収するため、収集心が強く知識量も豊富です。
③オールラウンダー
なんでもプロとはいかないものの、ある程度なんでもこなすことができます。
色々なことに興味を持つことから、どこかで経験したことがあるゆえ知っていることも多いです。
④競争心がない
勝つことに執着心がないので、目標を達成しなくとも途中で辞めることができ、
競争心がないです。
人に負けて悔しい、あの人に勝ちたいという意欲が薄い事が多いです。
⑤頼まれたことを断るのが苦手
器用貧乏な人は好き嫌いも少なく、人からの頼み事を断れないことが多いです。
何でも引き受けてしまい、
気づけばたくさんの業務を抱えていることがよくあります。
⑥視野が広い
人より多くのことを経験しているため、
広い視野で物事を見ることができ、他の人が気づかないことにも気づくことができます。
⑦お金や出世に興味がない
器用貧乏な人は金銭や出世より、誰かのために何かすることを好みます。
そのため、人助けをすることもよくあり友人が多い方が多いです。
⑧行動力がある
器用貧乏の名の通り、器用なため、何事もある程度成功することから
何ごともまずは挑戦する行動力があります。
器用貧乏な人の悩み
長所もたくさんあるものの、器用貧乏がゆえの悩みもあります。解決法と合わせてみていきましょう。
①物事が続かない、飽き性
飽きてしまい、物事を最後までやり遂げることが苦手なため続かないことが多いです。
そんなときは、目標を立て、ここまではやりきるということを決めてから取り組むようにしましょう。
中途半端で終わってしまうのは、目標を立てておらずいつでもやめやすい状況になっているといえます。
②得意なことがわからない
興味があることが多すぎるため、何が得意なのか分かりづらくなります。
また、なんでもある程度こなせるため、得意なことを見出すのが苦手です。
しかし、なんでもある程度こなせる器用貧乏は、好きなことが得意なことになります。
好きなことを突き詰めて、得意なことにしましょう。
③目標を立てることができない
なんとなく飽きてしまう自分に気づいていること、また筋道を立てて行動するより臨機応変に対応することが好きなことが多く、
はじめから目標を立てることが苦手です。
そんなときは、目標ではなく日付でいつまではやる、何時間は取り組むなどと、
時間で目標を立てて見るようにしましょう。
器用貧乏、マルチポテンシャライトを活かす働き方
器用貧乏な人は、ルーティンワークが苦手な方が多いです。
そのため、次々と新しいプロジェクトに関われる仕事や
取引先や業務のジャンルを問わない仕事が向いているといえます。
コンサルタントやマーケティングなど、幅広い知識量が必要な職種も向いています。
ベンチャー企業など、複数の業務を掛け持つ必要がある会社でも、飽きずに長く続けられるでしょう。
また、好奇心旺盛で飽き性な器用貧乏は、
仕事を1つに絞らず複業で働くこともおすすめです。
複数の仕事を同時に掛け持つことで、飽きずに好奇心を刺激して働くことができます。
まとめ
いかがでしたか?
器用貧乏は、マルチポテンシャライトであり強みです。
なにかに特化したプロも、
器用貧乏のような何でもできるオールラウンダーに憧れていることがあります。
マルチポテンシャライトであることに誇りを持ち、
その部分を生かせる仕事や働き方をすると、
あなたの才能が最大限発揮されることでしょう。